林流殺陣とは

所作(林流殺陣)

 現代劇でもそうですが、特に時代劇では役柄によっては「美しい立居振舞」が求められます。

 そこで時代劇ではもちろん、現代劇にも共通する所作事や、着物の着付け、小物の扱いから履き物や傘の被り方に至るまでを2006年に、「殺陣教育DVD・所作編」として、山野と林で共同で出版を致しました。

 特に時代劇では、男性でいうなら侍らしさが。
 女性の場合は、侍女や姫君といった役柄でなら、現代とは異なる挨拶の仕方を求められますし、着物での「立つ・座るのしぐさ」歩き方など。
 ・・・現代と当時では、履き物すら違っていますし、これは少しは練習をしておかないと様にならず、困った事になります。

 この作品では判りやすいように、「刀に纏わる所作」「刀以外の所作」とに分けて紹介をしていますが、内容としてはこちらになります。

刀以外の所作
所作内容・筆記資料の有無映像資料
(戦国時代の作法)
礼法
1.平足座(左右)武将の挨拶(目上、同僚同格、目下)・有所作編
2.控えの姿勢丁寧、略式(左右)・有所作編
(江戸時代の作法)
1.正座の礼法男性同士の場合・無所作編
2.正座の礼法女性同士の場合・無所作編
3.正座と安座の変え方正座から安座(あぐら)、座ったままでの変換の説明・無所作編
4.正座での方向変換(90度・180度)男女別での、正座をしたままでの方向変換の様式・有所作編
5.正座の足の組み方武道礼の場合の、足の組み方の意味の解説・有所作編
6.略式の挨拶(男性・女性)道中などで行う挨拶の様式・有所作編
7.膝行(男性・女性)目上の方に一番傍近く寄る場合の様式と、左右回転(男性の様式は、合気の世界では今も健在)所作編
8.摺り足(男性・女性)袴姿や特に着流しの女性の美しい歩き方(前後と左右、ゆっくりと早く)・有所作編
9.侍の歩行中の所作道中での挨拶の実践(目上、同僚同格、目下)・有所作編
10.入退室の所作玄関を入る、部屋に入る所作の実践・無所作編
(小物の取り扱い)
1.扇子、懐紙の捌き方、荷物の背負い方現代にも通ずる、着物関係の小物の捌き方・無所作編
(衣装)
1.着付け着付けについての説明(肉布団など)・無所作編
2.男帯の締め方(貝の口、片ばさみ、箱結び)袴着用の場合は箱結び(又は袴下とも)、通常は貝の口、寝る時などは片ばさみが楽です・無所作編
3.袴の着付け長い着物の上に着ける場合は、尻っ端折りをする、着付けた袴が大きかった場合は股立ちを取る、袴紐の結び方など・無所作編
4.女性の着付けの補正法着流しの場合の補正方法・無所作編
5.襷、鉢巻の仕方着物ならではの襷や鉢巻の様式・無所作編
6.草履の履き方時代劇での草履(わらじ)の履き方で、通常のものと早掛けの2種類を紹介・無所作編
7.陣笠などの被り方侍の鬘を着けた場合での、陣笠の被り方の様式(甲冑の兜にも応用)・無所作編
8.時代劇の常識撮影現場での、当たり前の事を解説・無所作編
刀に纏わる所作
刀の所作内容・筆記資料の有無映像資料
1.座った時の刀の置き方侍が入室した場合、大刀を置く正しい位置についての説明・有所作編
2.刀の帯び方(落し差しなど)袴姿での正しい帯刀の様式(着流しにも応用)・有所作編
3.刀の置き方
(刀掛け、刀の表裏、銘など)
正しい大小を刀掛けに掛ける方法や、身の危険を感じた場合の置き方など・無所作編
4.刀の持ち方刀を扱う者の当たり前の常識(2種)・無所作編
5.下げ緒の扱い方下げ緒の捌き方や活用の仕方の説明(血止め、襷、荷物、高い場所へ登る、座探り、泥棒の話など)・無所作編
6.刀の受け渡し相手に失礼のない刀の渡し方(抜き身の場合も準ずる)・無所作編
7.太刀の取り扱いと帯び方太刀(大小共に)を履く方法の説明・無所作編
8.刀の名称柄頭、鯉口、栗型、鐺(こじり)、下げ緒、鍔、鞘、柄、目抜き、目釘、中子、目釘穴、切羽、鎺(はばき)、棟、切っ先、帽子、樋(ひ)などの説明・有所作編

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