林流殺陣とは

殺陣のライセンス

 林邦史朗は生前、後世に自分の研究が活かされるようにと「殺陣の参考書を執筆していました。

 俳優はもちろん、ドラマのキャスティングをされる企業の方や監督さんにも、世の中にはどれほどの殺陣のジャンルが存在しているかを知らしめ、また作品に活かしてもらえたらと念願していたからです。

 現代では、アクションや殺陣(特に時代劇)の作品が、特に減少しています。
 危険を伴う事もありますが、やはり予算の都合が多いにあると思われますし、また林が若かった頃とは違って、現代ではゲームやコミックカンフー映画の影響を受けた作品の方が数多く映像化をされているようです。

 ・・・それでは、本物の侍の生き様が当時、どのようであったのかなど、どうでもよくなってしまうのではないか・・・と、林は危惧を覚えていました。

 殺陣には危険が伴い、それを回避する手段も存在しますが、今も俳優に「殺陣のライセンス取得を促す組織」はありますが、残念ながら未だにライセンス主体でキャスティングされる傾向にはありません。

 林は殺陣の第一人者として、自分だからこそ書ける、伝えられる殺陣を目指して、亡くなるまで執筆を続けていました。

 そこには、弟子で林に唯一女性で「殺陣師と名乗る事を許され、その名を継ぐことになる山野亜紀(女 邦史朗)の存在」もありました。
 山野林の代理講師や助手を務めながら、これほどの殺陣の映像資料やスチール写真を私財も投入して活動を続けて来ました。
 ですから今日、これほどの資料が遺されているのです。

  殺陣師になるには10年以上のキャリアが必要で、これほどの指導が出来なければ・・・というのが、林のプライドだったのです。
 殺陣師にも様々な方が居られると思いますが、こちらで林が取り組んでいた参考書の目録を公開していますが、参考になれば幸いです。

 内容資料
殺陣初段
身体を緩める運動(林流健康体操)と立禅
礼法
立居振舞
現代劇殴りの基本18法
受身ほか、側転など
林流体捌きABC
連続体捌き
体捌き相対動作
体捌きAに攻撃(当て身技)
体捌きAに攻撃(固め技)
10体捌きのまとめ
11運足
12回し蹴り相対動作
13空手基本
14林流空手型1
15刀の種類と名称
16刀の扱い方
(帯刀、鯉口、抜刀、納刀、ほか)
17刀法基本
(構え8、防御8、攻撃8、斬り方8)
18攻撃
(打ち込み、突き、斬り返し、ほか)
19攻撃の種類
受け即攻撃
20林流連続素振りの型
21構えの種類
22林流連続構えの型
23刀法10本組手
24林流刀法の型1、2、3
殺陣弐段
林流懐剣と小太刀の型
懐剣の組手
小太刀の組手
林流棒術基本
(持ち替えと廻し方、構え8、防御8、攻撃8)
林流棒術12本組手
林流棒術連続組手
棒の型・・・琉球古武術より
(佐久川の棍、周氏の棍・大小)
林流刀法連続組手
拳法10本組手
10合気道基本
11林流合気道10本組手
12合気道相対動作1
13
合気道相対動作1
14大東流柔術10本組手
15林流空手型2
殺陣参段
林流槍術
林流薙刀術
林流十手術
捕物術
(刺又、袖絡み、捕縄、戸板、荷車、目潰し、ほか)
捕縄のみ有り
弓術
馬術
火縄銃、銃、ピストル
ボクシング
(構え方、フットワーク7、攻撃7、防御11、用語22、用具の種類、反則の種類、歴史と語源など)

相撲
10剣道
(基礎知識、礼法、構え5、足の踏み方や竹刀の握り方、ポイントなど)
仕掛け技9、剣道理論10、日本剣道形(立ち合い、大刀7本、小太刀3本)
11柔道
基礎知識(礼法、帯の結び方、受身)
投げ技18、固め技15)
12柔術
13暦と時刻
14国、藩の名前
殺陣四段
杖術
林流真剣刀法
(居合抜刀術、試斬)
トランポリン
フェンシング
林流合せ技
鎖鎌術
万力鎖術
琉球古武術
(ヌンチャク、釵、トンファー、鉄甲など)
忍者体術
(九字護身法など)
10忍者の武器
(十字手裏剣、打ち根、鍵縄、苦無、シコロほか)
11切腹の作法映像
殺陣五段
ロープワーク
スキューバダイビング、水泳
(水中での格闘に必要)
あらゆる武器の使い方
太極拳少々有り
歌舞伎の殺陣
林流護身術
よく使われる流派の特徴(技・歴史)別頁参照

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