お江戸の作法教室

お江戸の作法教室とは?

 「波和湯(はわゆ)風太郎シリーズ」は、2003年7月~2006年4月まで「はわゆの殺陣&アクション、そして護身のテクニック講座HP」内で、殺陣道場総本部における「林流殺陣・初段の必須科目である立居振舞を、物語形式でご紹介してみる」という、他に類を見ない画期的な作品でした。

 ・・・振り返れば、この作品がなかったら、今の山野亜紀はなかったという位です。
 思い付きとは恐ろしいもので、いざ「やってみよう!」と。
 紙とペンを手にして、物語に挑戦してみて初めて、自分がいかに・・・当たり前に、それまで幾度も「立居振舞のレッスン」を自ら行っていたのにも関わらず(!)
 具体的な事をさっぱり、何も判ってはいなかったのを思い知りまして・・・さて、そこからの葛藤と模索の日々が始まりました。
 林先生に、たくさんたくさん質問をしてみたり、はたまた図書館へと足を運んだり。

 逆に、この作品にトライしていなければ、今の山野亜紀はホントになかったなと思うくらいで、しみじみと感無量の心地の私です。

 2003年の当時は、まだ「ブログという形式」もなかった時代で、ホームページも先駆けであった時節です。
 ・・・そんな折に、この作品に向き合い手掛ける事で、私の知識も深まり、また私の手掛けるレッスン内容も密度が濃くなっていったのを自分で感じます。

 そして物語の方はといえば、結局は「一通りの所作を描いてしまった」ら先が続かず、未完であったの処を今回、なんとかかんとか完結をさせたという・・・私にとってはホントに、くすぐったいような、思い出深い作品なんです。

 ところで主人公波和湯(はわゆ)風太郎の名前の由来ですが、当時はPC通信などで「ハンドルネーム」を使うのが流行でした。
 私はチャットの類いはしませんでしたが、産まれて初めて携帯電話を手にした時のアドレス名「はわゆ」でした。
 ・・・これは、英語の“How are you”から来ています。
 馴染みやすくて、親近感があるようにと付けたハンドルネームも、昨今では活躍が少なくなったような・・・。

 さてこの作品ですが、「立居振舞の紹介をメイン」にお話を作ってありますし、あくまで撮影現場で使われそうな所作をメインに解説をしている為に、細かい身分設定をしておりません
 ですから登場人物は全員奇想天外な設定になっております事をご了承の上、お楽しみ下さい。
 この作品はフィクションであり、実在の人物など一切、歴史上存在してはいません。
 山野亜紀のオリジナル作品であり、作法についてはその都度、林邦史朗先生に監修して戴いていました。

【作法教室・お話のあらすじ】

 主人公の名前は、波和湯風太郎(はわゆ・ふうたろう)。
 風太郎は、阿呂波(あろは)家に産まれ「冷や飯食いの三男坊(婿に行く以外、生計が立たない生活)をしていたが、縁合って3年ほど前に、波和湯家に入り婿。
 どうにかこうにか(苦労をしながらも)ご祐筆の職について、新婚生活を送っていた。
 ・・・ところが、そんな折(!)
 ・・・幼馴染の気儘之介が、藩邸での生活に馴染めず、波和湯家に転がり込んできたから、さぁ大変!!
 気儘之介は確かに風太郎の幼馴染だが、故あって今では、主君筋にあたる家柄「跡取り息子」に納まっているのだ!!
 気儘之介の家出騒動のおかげでまぁ、気儘之介の実の父親の「上様」はやって来るわ、御祐筆役の仕事はまだまだ、今三つほど身に馴染まないわで、風太郎は弱り切っている!

【舞台】

 江戸時代、安毛良藩(あっけら・はん)。
(←日本のどこかにあったらしい)

全17話:文/山野亜紀(女 邦史朗)  絵/おっち~☆

「第一話 刀掛け」 「第二話 武士の退館」 「第三話 武士(もののふ)の行く道」 「第四話 気儘之介の経緯~いきさつ~」 「第五話 茶を持て~武家娘の作法~」 「第六話 風太郎、道で人と出遭う~前篇~」 「第七話 風太郎、道で人と出遭う~後篇~」 「第八話 里絵と殿様」 「第九話 殿様との謁見~武道礼~」 「第十話 近ぅ参れ~摺り足~」 「第十一話 上様の不始末」 「第十二話 婿の務め」 「第十三話 里絵の気持ち~女性の膝行~」 「第十四話 選手交代・気儘之介~男性の膝行~」 「第十五話 父と息子」 「第十六話 殿は馬上に・・・」 「最終話 夢の翌日」

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