エッセイ集

第13話 お江戸の作法教室・始末記(その2)~12月前篇(2003年)

 自衛隊派遣の記事(2003年時:イラン・イラク戦争)が、新聞を賑わせている今日この頃です。 (・_・;)
 ・・・こんにちは、山野亜紀です。 
 実は私の知り合いにも自衛隊員が何人か居て、その安否を願う今日この頃なんですが、先日の事ですが、私を中学生の頃から知っていて下さっている方が47歳の若さで、あの世へと旅に行ってしまいました・・・。
 かれこれ、十年どころではない・・・深くもなく、切れ目の意識もなかった間柄でした。 

● 色々と思う今日この頃なんですが、・・・さて私の愛読する「池波正太郎氏のエッセイ」のお話です。

 その中で、「江戸の時代に生きる人々」と、「現代のこの世に生きる人々の差」は何かと言えば、はっきり言って(!)
 命の最期を絶えず意識しているか・・・という事であろうかと、書かれています。

鬼平も出てくるこの作品は、面白いです♡

 私は6歳の折に、自分が毎晩食事の世話をしていた母方のお爺さんのお清め(要するに、初・焼き場体験ということ)を見てからこの方、実は人骨恐怖症で、今もホラー映画は絶対に見れません。 (;一_一)
 ・・・父も病で20歳の折に亡くしておりますし、そのせいでか「命の最期の現実」には、過敏に反応してしまう方だとは思いますが、現在を生きる方々にはあんまり、ピンと来ない方もいるような・・・。 (^_^;)

●で、今回のこの「山野亜紀エッセイ」なんですが☆

 2003年の、しかも師走に更新するという事で実は、取り敢えずは「お江戸の作法日記・始末記」と銘打ってみました。
 (準備期間も含め)HP制作を始めてから、約1年とちょっと。
 更新していく手続きに関しては、私は1人で勉強を始めていたのですが、振り返りますと・・・本を買い込んで来ては、何やらまったく(!)理解できなくって泣いていたあの頃・・・★ 

 パソコンに慣れている方は、本を買うとお金が掛かる(!)から。 (^_^;)
 インターネットで調べてやれば良いではないか・・・などと仰いますが、そのインターネットすら実は・・・私は2002年くらいから、ようやっと使い始めたという・・・レトロさなんです★ (;一_一)
 ましてや、林先生に到っては、メカオンチときています。(注:林先生は、2015年に亡くなる頃には映像編集するまでに上達しましたが、この当時は山野をタイピスト代わりにしてました★) 

●さてこのHPでは、全ての文章については(注:2003年当時)。

 ・・・風太郎にしろ、エッセイにしても、私が文章構成してプリントアウトをしてから、林先生に目を通して戴く・・・というシステムになっております。

お江戸の作法教室の主役2人★

 で「風太郎シリーズ」についてなんですが、パソコン画面で読める文字量(要するに、字が多いと嫌になっちゃう!)と思っていたので、一話に一つの作法を・・・というのではなく(!)
 当時の人々の生活や、感じ方などを盛り込んでいく事で・・・私としては、一応は時代性を高めてみようかなと、試みている作品です。
 何故かといえば、江戸の頃と平成の世では、人々のモラルが余りにもかけ離れているのだなぁ・・・と。
 しみじみと、思ったからなんですよね。 (^_^;)

●たとえば、風太郎の第11話に当る「上様の不始末」。

 藩主である葉々(ぱっぱ)成政氏が、自分の看病をしてくれていた菜花(なばな・当時14歳の名主の娘)に手を付けて、身籠らせてしまった・・・という下りがあります。 (゜_゜ )
 現代で言えばこんな男に対して、菜花の両親はこう主張して裁判を起こした事でしょう。
「ウチの娘に一体、何と言う事をしてくれたんだーっ、責任をとれーっ!!」
 ・・・という騒ぎが、起こった筈です。
 はっきり言って、性的虐待
 葉々氏はロリコンと言うことで、独房入りが決まって、新聞を賑わせていたことと思います。

 ・・・ですが、当時は江戸時代
 殿様はその当時、自分の領地の者であれば、庶民に対してならわりかた「自分の思う通りに、やりたい放題が出来た時代」なんですよねぇ。

 ・・・まぁ、実際には、そこまでやりたい放題が出来た訳でもないのでしょうが、使えない部下辞めさせてしまったり、時には地方へ飛ばしたり★
 部下の妻が欲しいと思えば、離婚させて自分が嫁に取るという事だってやっちゃう訳です。 (;一_一)
 ・・・そんな事は、現代でも全く無い訳ではないかも・・・?

江戸時代の、日本橋の様子

 それでも、現代と江戸の世を比べて一番違う所は、例えば、部下が「妻を、殿様に取られたくないーっ」・・・と、思っていたとしても、そのような事を言う権限すらなかった・・・という辺りではないでしょうか。
 逆に、殿様の手の付いた女を名誉と思って、貰い受けて妻にする・・・と言うこともあったようです。
 平成の世であれば、そんな「お古の女!(嫌な言葉だ・・・)」を、喜んでもらって(しかも結婚してくれる)人っているんでしょうか・・・。  (^_^;)

●平成の世では、例えば「この社長は駄目だ!」と思えば、遠慮なく文句を言う自由があります。(・・・でも、ないか? クビになっちゃう・・・) (-“-)

 ・・・ところが、封建社会の江戸の世では、そんな事、出来る筈も無かったとか・・・?
 口の上手い詐欺師だってもう、殿様を相手にしようと思ったらお手上げですよね★
 何しろ、「上様のお許し」がなければ、近づく事も、話しかける事も許されないわけですから。

時代劇で、よく訴えが行われているのは、こんな場所。こちらは、馬籠宿

 お得意の口上で落とそうと思ったって、そのチャンスすら有り得なかったりして・・・?
 もうもう、そうなったら、はっきり言って商売上がったりです! (T_T)

 また、先程の告発についてなんですが、もしそれをどうしても(!)やろうと思ったなら、当時の人は文字通り(!)体を張るしかなかった(!!)訳です・・・。

  よく時代劇でもやってますが「訴」と書かれた手紙を持って、駕籠に乗っている上様に向かって、「申し上げますっ、お願い申し上げますっ」と・・・。
 上様が書状を受け取って下さるまで、叫びまくって、とにかく訴え続けるシーンってありますよね。
 これは「水戸黄門」なんかでも、良く見かけるシーンであります。
 良い殿様に当ったりすると、その訴えは間違いなく取り上げられる訳ですが、悪い殿様だったりすると、その書状は囲炉裏なんかで燃やされてしまったりもする訳です★

 ・・・そして。
 その書状を持って訴え出た者は、下手をするとその一族まで罪を問われて打ち首獄門・・・・・?
 ・・・私って、江戸時代に生まれてなくって、ホントに良かった・・・・・・。 (T_T)

風太郎の中では、時の権力者である、葉々成政成行(ぱっぱ・なりまさ・なりゆき)

 ・・・・・・そして女性の立場で言うならば、もし今が・・・戦国の世であったなら(!)
 戦が終ってしまえば、女の価値戦利品(!)」
 敵の城のすぐ近くでもし、女を大量に捕まえようものなら、それを自分の女房にしようが、慰み者にして売り飛ばそうがもう、その男の思うままでした・・・。
 ・・・・・・ふぅ~う、、、
 戦国時代って、イヤ、すんごい世の中だったのですね・・・★ (^_^;)

 で、「風太郎」シリーズです。
 当初は、作法の紹介のみ・・・という予定でしたが、なんのどうして。
 林先生が、「ドラマがなかったら、つまらない」と仰ったので今のところ、それなりのドラマ付きで、お送りしたいと思っています。
 どうぞ、よろしくお願い致します。

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