エッセイ集

第19話 鎖に型に、立禅と私~4月・後篇(2004年)

 暑いですねぇ、昨今・・・・・・。 (+_+)
 それでいて寒い日々もが続くので、昭和一ケタ生まれの母の具合が悪く・・・。
 ホントに、母の病の折って何しろ、食事の世話が大変なんです。
 ・・・別に作るのは、私にとっては大した事ではないのですが、あれは嫌で、これは食べる気がしない、これは食べたくない・・・と続きまして、そんな話が床上げされるまで延々と続いてしまうのですね★
 ・・・私も、その年代になったら、そうなるのかな・・・。 (^_^;)
 つい、そんな事を思えば、暗くなってしまうので考えない! v(^▽^)v

●ところで、前回『万力鎖』の事をご紹介したのですが。

武劇館で所有している、万力鎖の数々

 検索エンジンで見てみたら、このキーワードで引いた方がおられました★ ・・・へーぇ、というのがまぁ、私の心境なんですが、知り合いの薦めで昨年検索エンジン追跡システム、けっこうに色々と・・・興味深い事もあります♡(^◇^) 制作して2年目(注:2004年時)を迎えますこのHPですが、開設当初のポリシーも、今の所は貫いております。 ・・・それは、どんな質問にも必ず、キチンと回答を返す事にありまして、私はもう何人もの質問に答えてまいりましたっ♡ (^_-)

 殺陣やアクションの事、護身術の事、そして絶対に必要なテクニックなどなど。 個人的な事は、マンツーマンで答える方がやっぱり良いというのが、私のポリシーです。 (^_-)-☆

●ところで検索エンジンで毎週誰か、「立禅」で引く方がまた、います・・・。

これは立禅の構えのひとつで、抱気の構え(武術の構え)

 基本的に「立禅」というのは、太極拳で、稽古の前に一通り行っているものだそうですね。 ・・・でも、写真入で説明している所って他には、無いみたいで・・・。 (^_^;) 
 以前、親切すぎるとの感想を戴いた事もあるのですが、これはきっと、私の性格なんですね★
 武術にしてもそうなんですが、撮影現場での真実もなるたけ丁寧にお伝えしているつもりです。
 ・・・殺陣に関しての情報って思うんですが、多分少なすぎると思うのです。

 お芝居で殺陣をやって失明した方がいらっしゃったり・・・。
 殴るお芝居で、本当に当ててしまって前歯を4本も(!)折ってしまったという人もいたしするくらいで、実際に・・・撮影現場で起こる事故って本当に、「えー、うっそー!?」て事がまた、多いのです★

●この間も、小道具の刀で抜き打ち(真横斬り)で斬り掛けた所、指に当ってしまったという事故がありました。

模造刀の刀身は、鉄製。危険なので撮影では、小道具の刀(刀身は樫の木材)を使います

 その役者さんは病院に行ったのですが、何と骨折(!) (T_T)
 ・・・お芝居の小道具として使われている刀は、真剣に比べれば羽根みたいに軽いのですが、スピードとタイミングで、まぁ・・・そんな事にも、なってしまう訳です・・・。
 ちなみに、その怪我が起きた段階で撮影は中止
 撮り残した分は、翌日に今日の分と合わせての撮影・・・。
 その結果、林先生はまた徹夜で、NHKで清々しい朝を迎えられたそうです・・・。 (+_+)
 その日の「撮りの終了予定が、23時」だったそうですから、それから前日の取り残し分を撮ろうと思うと・・・まぁ、こんな結果にもなってしまう訳です★

 また早朝の撮影で全力疾走をした所、靭帯を痛めてしまったという方もいました。 (>_<)
 決闘のシーンでしたから、お芝居にも力が入っていたのでしょうけれど、そしてもちろん、演じられる役者さんもキチンと、対策を講じてはいたのでしょうが、こうした事って起こってしまうんですね。 (^_^;)

 ところで、昨今の私ですが、前回のエッセイでは万力鎖の稽古をしておりましたが、一応なんとか(!)扱いにも慣れて参りました。
 ・・・と、言うのは。
 林先生が、林流・万力鎖の型を作って下さったからなのです♡ (^_^)/

●立ち廻りの稽古場で「型稽古」というのが、あります。

 「型」というのは、言ってみれば一人芝居と言っても、過言ではないと思います。

 敵がこう来て、だからこちら側は、こう捌き。
 何手か続いたあげくに、相手を最後に斬り伏せる・・・といった具合ですが、モノによっては、何人もの敵を相手にしたモノもありますし、また特に・・・コレを必ず入れなくてはならないだとか、そんな制約はないようです。

 さて林先生が創られた林流の型は、お芝居を勉強している方に向けて作られたモノです♡
 ・・・それが例えば短刀なら、持ち方から構えから、取り敢えず一通り入っています。
 もし撮影現場で、短刀の手を付けられたとしても、この型を知っていればラクチン♡
 色々な剣術流派短刀を扱う組手などから、ポピュラーなモノを選んで繋げて創っているのでまさに、基本技の集大成という訳です。  (^_-)-☆

●「空手の型」も、しかり。

 空手って結構、流派が一杯ありますよね?
 極真とか、剛柔流とか・・・etc.
 ですがこの林流の型は、何流オンリーという訳ではありません。

 空手って私なんか、やっぱり蹴り技のイメージがありますが★
 ちなみに・・・武劇館での蹴りの基本稽古では、前蹴り・回し蹴り・横蹴り・後ろ蹴り・内回し・外回し・後ろ回し・二段蹴り・飛び足刀で「蹴り9法」というのがありますが、林流の空手の型は例えば、
どんな流派の型の先生が空手指導をされても、対応ができるようにと創作されているんですね。 (^_^)v

 ・・・ちなみに、そんな事とは知らない頃に私は、空手をご存知の方の前で林流・空手初級の型を披露した事があるのです・・・が★
 その折の、その方の反応ってのが。
「ん!?・・・あぁ、違うんだ・・・。ふーん」
 ・・・ってな、ものでした・・・。
 その折の私の解釈って(今振り返れば笑っちゃうんですが)お芝居と本物の武術との違いを言っているのかなぁ~・・・なんて思ってたんですね★ 

 例えば、お芝居で人を殴る場合には、立ち廻りですから、殴る前に1モーションあるんです(!)
 これをボクシングでは、テレフォン・パンチとも言うそうですが。(松田優作さんが、こう言っていたのだとは・・・林先生の言★)
 試合で、プロのボクサーが殴る前に、相手に手を読まれてしまっては・・・それはもう、どうにもなりませんよね★
 ですがお芝居では、役者はあえてそれをする(!)のです。
 ・・・そうすれば、殴られる方もそれに合せてリアクションが出来て、安全なんですね♡ (^_^)/

空手着は膝当てなど縫い付けてあって丈夫なので、殺陣やってる人は稽古着によく使用してるみたいです★

 私が型を演武すると、自然とモーションが大きくなったりしますから、てっきりその方はその事を言っているのだわ・・・と(!)
 実は長い間思い込んでいたのですが、そうではありませんね。 (´。`)
 たまたま林流・空手初級の型の始まりが、その方の習っていた型と似てただけ(!)
 ・・・うーむ、このHPを作る事で私って、しみじみ、ほんっとーーーにっ、わりかた、勘違いの多い女である事実がこの胸に突き刺さるのでありました

 はてさて、いよいよ世間はGWですね。
 私もついに、冒険の旅に出掛けます。
 その冒険については、また次回。To Be Continueです・・・っ!

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