山野亜紀・部門お江戸の作法教室
-
第七話 風太郎、道で人と出遭う(後篇)
「波和湯。その連れは一体、何者なのだ」 ・・・そう言われて、風太郎。 さり気なく己が身で気儘之介の姿を隠しながら、独り者の頃に通っていた道場の、仲間である・・・と告げた。 そこは、気儘之介である。 如才なく頭から手拭いを取って、幾之介に…
-
第六話 風太郎、道で人と出遭う(前篇)
風太郎が厠から戻ってみると、気儘之介が炙(あぶ)った魚を前に、涙ぐんでいた・・・。 「うぅう・・・…
-
第五話 茶をもて(武家娘の所作)
だって、お茶ひとつ熱いものは飲めないんだぜ。 ・・・・・・気儘之介はつまらなそうに、そんなことを…
-
第四話 気儘之介の経緯(いきさつ)
眉をおとして。 お歯黒にするのは、この時代の人妻の証であった。「隠してたわけじゃないわ。でも風太…
-
第三話 武士(もののふ)の行く道
夜で、本当に良かった・・・。 波和湯風太郎は、心の底から思っていた。 これがもしも、町人や商人が…
-
第二話 武士の退館
-
第一話 刀掛け
-
お江戸の作法教室とは?
-
所作(林流殺陣)
-
刀以外の所作