エッセイ集

第35話 運動能力って、何ですか?~3月(2005年)

 みなさま、こんにちは。世間では、梅が満開ですねぇ・・・。
 白梅よりは、紅梅の方が若干遅いみたいです。
 ・・・ちなみにウチのお墓は、梅で有名な「東青梅」に存在しますが、あぁ・・・お墓参りに行かなくっちゃ★

これ、実はスタジオ撮影です。・・・馬が入れるスタジオって、東京でも少ないです★

 さて先日、珍しいメールが届きました。
 ・・・それにしても最近思うのですが、私こと山野亜紀が、いかに声を(いえ、筆を★)からして「このHPは、私が一人で作っているんですよ~っっ」・・・と、叫んでも★
 このHPは「林邦史朗先生のHP」または「林先生のプロダクションのHP」と、世間では呼ばれているんです・・・。

  でもでもっ、林先生のプロダクションの会員さん達ってのは殆どが30代から60代の男性のみ!
 野郎しか居ないHPで、こーんな顔文字や!  (^。^)y-.。o○
 ★☆♪・・・なーんてマークが、乱れ飛ぶHPが作成されるものだと世間一般では思っているのかーいっ!?・・・って思っていたら、ガッチョン★
 先日、道場に稽古にやって来る方の携帯のメールには、私よりも顔文字やマークの乱れ飛ぶという・・・大変イマい(イマい、ってのは既に死語なのか・・・!?)メールでございました・・・。
 うーん、私ももう少し頑張らないと。 (^0_0^)

●・・・そう。

トップは勿論この人、林さん

 前回のこの「エッセイ・第34話」でも、ご紹介をしているんですが、林邦史朗先生の稽古場には、普通のサラリーマンやOLさん、公務員の方だって通っているんです。 (^_^)v
 ・・・ただ、中には・・・役者達に囲まれて、ちょーっと気後れされている方もいるみたいです。
 大体、林邦史朗先生のプロダクションといは一体、どんな処なのでしょうか。
 今回は、こんなお話をしてみたいと思います。

●・・・ところで林先生は、ある時こう・・・考えたのだそうです。

「俺たちは天使だ!」は沖雅也さん主演で、とっても人気のある番組でした

 プロダクションってのは、少数精鋭で良いんじゃないかなぁ
 大人数になれば、どうしたって人間は割れてしまうし、下手な喧嘩をしたりもするし、まぁ・・・ライバル意識が上手くでれば、それに越した事はないんだけど・・・どうかなぁ・・・。
 ・・・とまぁ、紆余曲折があって、林邦史朗先生のプロダクションは少数精鋭(!)
 多くて男性だけの編成で、15名まで・・・と林先生は、決められたのだそうです。

●さて、プロダクションの筆頭は勿論、我らが「林邦史朗」氏。

 NHK大河ドラマの、殆どの作品の殺陣・武術指導をされているので、世間ではNHK専属のように思われているそうですが★
 「俺たちは天使だ!」や、「俺達の勲章」・・・などなど。
 他放送でも擬斗指導及び、俳優としての出演もされています。

松田優作氏

 ・・・先日、とある番組を見ていたところ、亡くなった松田優作氏の次男の松田翔太さんが役者デビュー(注:2005年当時★)をする旨、紹介をしていました。
 「ヤンキー母校へ帰る」の、特別編のような番組だそうです。
 林先生に、松田優作氏と仕事をした事があるのか・・・と聞いてみたところ(!)
林先生の印象では、松田さんはとにかく、集中力の物凄い方で、一つの事にグーッとのめり込んでいく・・・ような感じの方であったとか★
 仲良く一緒にやる・・・というタイプではなかったけれど、林先生とは気が合ったのだそうです。
 「殺陣師見参!」(林邦史朗・著)には、松田優作氏と林先生が「嵐が丘」という作品を撮っている折の写真が掲載をされております。

●さて今回、メールフォームに訪れたのは、真木仁さんの大ファン(!)という方からのメールでありました。

 私こと山野亜紀が望むまいと、世間ではこのHPは「林邦史朗先生のプロダクションのファンの人が作っているHP☆」とも呼ばれているらしいので・・・★ (-_-;)
 実際、竹田寿郎(たけだ・ひさお)氏(注:2013年に亡くなりました★)とか。
 役者の個人名で、このHPに辿り着かれる方も何人か居るみたいですが、さて真木仁さんは、鹿児島県出身の九州男児です。 

撮影所で、「付け毛」をつけてもらってます

 ・・・竹田氏曰く、
身体能力のある人ってのは、こういう人の事を言うんだよなぁ・・・」と、つくづく言わしめてしまう・・・というお方なんですね★
 なにしろ、この方には様々な☆伝説☆が幾つかありまして、そのさり気なさと、やっている事の凄さに私たちはもう、ひれ伏すしかないのです・・・っ! (-_-;)

 以前、竹田さんに聞いた話なのですが、撮影現場に池があったんだそうです。 
 ・・・それも、結構に大きな池で、竹田氏がもしそれを飛び越えようと思ったとしても、ちょと自信が・・・という位の大きさの池だった(!)んだ・・・そうです。
 そこへ。
「真木さ~ん、ドライ(軽い動きの確認をするリハーサルのこと)お願いしまーす」
「はーい」 
 スタッフの声に、真木さんは、スリッパ☆をパタパタといわせながら、ひょいとその池を またいだのだ(!)・・・そう。
 見ていたNHKスタッフが、さすがにビックリして。
「さすがですね~ぇ♫」
 なーんて声を、掛けてくれていたんだそうですけど★
「あんた、こんな池を、しかもそんなスリッパ★で・・・」
 などと言われても、出来る人には・・・そう大した事でもないらしく(!)て、本人は、
「ん・・・? なに、驚くほどのこと???」
 ・・・ってな感じのようだったんだそうです。 (゜o゜)

 また、私の同期のN氏が、一生懸命バック宙の練習をしていた・・・頃の事。
 バック宙にしろ、バック転にしろ。 
 前宙よりは、バックの方が楽だなんて申しますが、後ろに行くのにはやはり、かなーり勇気が要ります。
 N氏は当時(現在は、どちらも克服しておりますが)、一生懸命勇気を振り絞って「バック物に挑戦!」をしておりました。
 それを、寝そべって見ていた・・・真木氏。
「そう言えば俺・・・、最近バック宙なんてやってないけど、出来るのかなぁ・・・」
 と呟き、おもむろに立ち上がって適当な場所を見つけて。
「よっと! おぉ、出来る出来る、まだ・・・」 
と言って、また寝そべってしまいました・・・。 (^^;)
 その当時の・・・N氏と私・・・なんですが★
「・・・あのさぁ、事前にストレッチ☆とか、気合とか前置き・・・って奴はないのっ!?」
「ないんだよぉ・・・、あの人には、そんなものはないんだよぉぉおおっ!!」
 ・・・それを聞いて、私もちょと黙り。
「Nさん、頑張って真木さんを目指そうっ!!」  (^_-)-☆
「・・・出来ないっ、俺にはっ。 あのさり気なさ(!)はとっても、真似出来ないんだよーー・・・っ!」
 と、・・・N氏。
 切ない涙を飲んだんだ・・・そうな。 (^_^;)
 以上、運動能力のある方とは、についてのレポートでした♡

山野亜紀エッセイ・目次は、こちら!

関連記事

  1. 山野亜紀のエッセイ集とは?
  2. 第18話 NYに行きたい!~4月・前篇(2004年)
  3. 第25話 病み上がりの私・・・~8月・後篇(2004年)
  4. 第32話 目指す処は、どこですか・・・?~1月(2005年)
  5. 林が研究した剣術・柔術などの目録とは
  6. 第11話 10年ぶりのマット運動~10月(2003年)
  7. 第51話 NHKハイビジョン「アインシュタインの眼」!~12月(…
  8. 山野亜紀エッセイ・目次(全60話)
PAGE TOP